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Fusion360で鼻セレブならぬ、鼻マダムを作ってみた

【Fusion360を使ったスカルプトモデリングの第五弾】

これまではFusion360の作業工程を淡々とご紹介してきましたが、モデリング練習を投稿するだけでは皆さんの興味を引き付け難いんじゃないか?という意見が社内で出ました。そこで、広く認知されているコンシューマ製品などをオマージュしてみるのはどうだろうかという話がでました。今回は、先日投稿したティッシュのモデリングに次いで、「鼻セレブ」をオマージュした「鼻マダム」を作ってみることにしました。

まずはスカルプトモードでケースを作っていきます。前後左右対称で作業できるように「ミラー内部」というツールを使っています。手前の角にある頂点を動かすと、すべての角が連動して動きます。

今回モデリングするティッシュは新品を想定しているので垂直水平の箱でもよかったのですが…。実際のケースを観察してみると、中身の重みで底が膨らんでいたり、天面も少し張りのある様子がうかがえます。形状での作りこみポイントがここくらいしかないので、こだわってみました。

【厚み付けのポイント】

サーフェスが完成したら、厚紙っぽさを再現するために厚みをつけます。ここで注意しておかなければならないことは、「サーフェスの綺麗さ」です。複雑なサーフェスになっていると、厚み付けができなくなる可能性があります。左の画像が厚み付けする前、右側の画像が0.4mm厚み付けした状態です。今デスクで使っているティッシュケースが0.4mm厚の厚紙でできていたので、それを参考にしました。

最終的な完成イメージ(CG)を作るには、商品ロゴや切り取り線などを再現する必要があります。このような細かい材料はIllustratorで作っていきます。商品ロゴは画像データで書き出し、切り取り線などはDXFデータで書き出して、CADソフトで使います。

DXFデータを使ってデボス加工を再現しています。CGデータが扱いやすくなるので、この作業だけはSolidworksで行いました。

最後はKeyshotを使ったレンダリングです。いい感じですね。特に鼻マダムプレミアムの商品ロゴが、いい雰囲気を醸し出しています…。実はこの猫ちゃんの画像を探すのに、結構な時間を費やしました笑。

次回もお楽しみに~。

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